【MODEROID 弾劾凰】レビュー

はじめに

今回は、GOOD SMILE COMPANYプラモデル【MODEROID 弾劾凰(ダンガイオー)】のレビューをさせていただきます。

弾劾凰とは

1987年~1989年に発売された全3巻のロボットOVA『破邪大星 弾劾お凰(ダンガイオー)』。

ターサン博士により改造されたミア・アリス、ロール・クラン、ランバ・ノム、パイ・サンダーの4人の超能力パイロットが、ダンガイメカニックと呼ばれる4機のメカに搭乗し、ギル・バーク率いる宇宙海賊バンカーと戦う。

4機のメカは合体し、ダンガイオーとなる。合体の際の掛け声は『クロス・ファイト!ダンガイオー!!』。

主要武装は、ブースト・ナックルと呼ばれるロケットパンチ、額から放つダンガイビーム、ダンガイソード(破邪の剣)、ショルダーカッター、掌にリリス王家の紋章が浮かび上がり念動力を増幅して放つサイキック・ウェイブがある。

サイキック・ウェイブにより敵の動きを止めてからのダンガイソードでの止め、これには『サイキック斬』という名称がある。

どの武器を使用する際も、スーパーロボットらしく武器(技)名を叫ぶ。

キット概要

商品紹介 アニメ『破邪大星ダンガイオー』より、4人の超能力者が操縦する巨大ロボット「ダンガイオー(彈劾凰)」のプラキットが再販決定! 4機のダン・メカニックによる、ダンガイオーへの変形合体を一部差し替えで再現。ダンガイオー状態では各関節が可動し、専用の手首パーツにより必殺技「スパイラルナックル」や、掌にリリス王家の紋章が輝く「サイキック・ウェイブ」を再現可能。握り拳・武器持ち手・平手といった交換用手首に加え、ダンガイソード(破邪の剣)が付属。白・紺・グレー・赤の4成型色と彩色済みパーツにより組み立てるだけでイメージに近い色分けを再現できます。素材はPS、ABS、POM製。 安全警告 小さな部品があります。誤飲、窒息などの危険がありますので、対象年齢未満のお子様には絶対に与えないでください。

Amazonより

2021年5月発売  定価 7500円(税込)

2022年5月に再版されます。

内容物紹介

表。大張正己氏デザインのイラストが超カッコいい(≧▽≦)

裏。キットの紹介になっています。

両側面はこんな感じ。

説明書

両面カラーで見やすいです。

こちらは変形・合体用の説明書。両面白黒です。

ランナー

A/B ランナー
C/D ランナー
E/F/G ランナー

ダンガイソードも彩飾済みパーツになっています。色もなかなか良いです。

H/I/J/K ランナー
L/M/N ランナー及び塗装済みハンドパーツとカラーシール

変形・合体キットなのでもっとパーツが多いと想像してましたが、思ったより少ないです。

完成レビュー

素組+スミ入れ+部分塗装+シール

ミア機

キャノピー塗装しています。無塗装では紺色です。

バーニアの内側も塗装しました。

裏側。ディスプレイ用の穴があります。

ロール機

こちらも裏側にディスプレイ用の穴があります。

ランバ機

バーニア内側を塗装してあります。

ここにも穴が。

パイ機

キャノピー?(先端部)を塗装しました。無塗装状態は脚部と同じ紺色です。

バーニア内側も塗装しました。

こちらにもディスプレイ用の穴はあります。が、大きめの機体の先端部にある為、バランスがとりにくいです。

4機集合

各機のサイズはこんな感じです。

合体

クロス・ファイト!ダンガイオー!!

バーニア内側以外は塗装していません。今回は、入り組んだ部分が多く塗装が面倒だったのでカラーシールを使用しました。

顔は塗装済みパーツになります。かなりいかついです(^^ゞ

合体で余る『一部差し替え』のパーツ達です。

可動範囲検証

肩、前後方向は360度回転可能。横方向は色々干渉するので水平位置まで届きません。

肘も膝も90度までです。膝は二重関節になっていますがこれが限界。

首、回転方向はここまで。

うつむく方向にはほぼ動かず、見上げる方向にはそこそこ動きます。

腰、360度回転可能。

腰の前後の可動はイマイチ。というか、実際には胸部での可動です。

横方向もちょっとだけ。こちらも胸部の可動です。

太もも部で360度回転可能。

足裏設置状態での開脚、横方向はここまで。足首の可動がよろしくないです。

前後もここまで。爪先とかかと部分が分割可動しないのでこれが限界。

余剰パーツ

なしです。全部使いきります。

ギャラリー

ちょっとだけ(^o^)

スパイラルナックル!

ダンガイソード!

サイキック・ウェイブ!

からの~

サイキック斬!!

最後に

感想

良い点

ずっと待ってたダンガイオーのプラモデルキット化!

変形・合体可能!

素組でもなかなかのスタイル

パーツによる色分け、塗装済みパーツにより素組でも完成度が高い(一部シールは必要)

関節が柔らかい

悪い点・気になった点

変形・合体の『一部差し替え』の箇所が思っていたより多い

可動がイマイチ

色保管のシールは使いたくないが、部分塗装するにはちょっと面倒な箇所

総評

これまでリボルテックでは商品化されていたダンガイオー。どうしても完成品が嫌でプレモデル化されるのを待ち続けて何年経ったでしょうか・・・長かった・・

黒いシールを張り付ける箇所も塗装済みパーツにして欲しかったとか細かい部分で気になる点はあるものの、満足できるキットでした。

可動や差し替え箇所の多さに関しては、合体前後のプロポーションを両立させるためには仕方ないんでしょう。

そうそう、いくつか作ってきたこの手のキット、大体が関節がものすごく固いんです。【ゼオライマー】とか【グレンラガン】とか。関節ギチギチで下手したらネジ切れます。実際、グレンラガンの股関節はちぎれました(T_T)

で、今回は組み立て時にグリスを塗布してやろうと準備していたんですが必要ありませんでした。実に滑らかに動きます。ちょっと感動(^o^)

そんなこんなでとっても満足できるキットでした。

説明書に分かりにくい箇所は特になく、組み立ても簡単。初心者の方でも問題なく組めると思います。

プラモデラーの皆さんへ、特にスーパーロボットファンの方へ強くお勧めしたい逸品です。機械があれば是非!ガンプラより入手難易度は低めですしw

以上、GOOD SMILE COMPANYプラモデル【MODEROID 弾劾凰(ダンガイオー)】のレビューでした、

ではでは。

つづく

最新情報をチェックしよう!