今回は、アオシマプラモデル【1/24 サイバーフォーミュラ アスラーダG.S.X】のレビューをさせていただきます。
はじめに
サイバーフォーミュラとは
1991年にテレビアニメとして放送された『新世紀GPX サイバーフォーミュラ』。
架空のモータースポーツ『CFワールドグランプリ』を舞台としたストーリー。
TVアニメは、グッズ等の売れ行きが良くなく、打ち切りされてしまいます・・が、続編がOVAでシリーズ化するなど、人気はあった模様。ラジオドラマや小説かもされています。
アスラーダG.S.Xとは
主人公、風見ハヤトが搭乗する初代サイバーマシン及び搭載システムの名称。サーキットモード・ラリーモード・エアロモードに可変する。
高度成長学習機能を備えたサイバーシステム用のスーパーニューロコンピューター『アスラーダ』。ドライバーと会話をし、感情を理解するなどの個性を有する。また、技量や心情を考慮し的確なアシストをする。ドライバーと共に成長していく。
キット概要
実写を想定し、コクピット・エンジン等を1/24スケールで徹底再現。
風見ハヤト、ドライバーフィギュアが付属。
ブーストポッドの上下昇降を差し替えで再現。
エフェクトファン部の展開可能。
ルーフは取り外し可能で、オープンカー状態に。
ドア開閉可能。
リアウイングは、展開状態と収納状態を差し替えで選択可能。
重田智氏描き下ろしパッケージイラストがサイコー(≧▽≦)
2017年12月発売 4800円(税別)
内容物紹介
箱
組み立てに必要なものが書かれています。
説明書
組み立て説明書です。塗装指示まで記載されています。
塗装説明書(両面)です。
デカール説明書(両面)です。
ランナー
製作開始
まずはじめに重要ポイント。
僕も実際に組み始めるまで知らなかったのですが、【接着必須のキット】です。ガンプラ素組しかされない方はもしかしたら接着剤を持っていないかもですよね。接着剤が無いと何も出来ませんので、調達してください。
僕は、この2種を接着個所によって使い分けて製作しました。
ちなみに、パーツの色分けはそこそこ出来ています。ウイング等、一部デカールで色補完する箇所があります。今回は、十数年ぶりに全塗装で製作してみます。
製作行程につきましては、要所要所、途中経過をけいさいさせていただきます。
仮組とか無しで、切り出し→サフ→塗装→組み立てでいきます。
では早速。
内部シャーシまで完成状態です。
マフラーやエンジン部のパイプはメッキパーツになっています。ブーストポッドのノズルは、シルバー塗装しています。
今回、新たにフィニッシャーズのフォーミュラクロームを導入しました。ギラつてて、なかなか良い感じです。後日、シルバー塗料比較検証して別記事にて紹介させていただきます。
コクピット部、ステアリング内側のメーター部とナビ画面はデカールです。その他のパネル、スイッチ類、ゲージは全て塗装しています。成型色では単色ですので、塗装した方がカッコよく仕上がります(^^♪
テールアップ。ディテールは文句なしです。ランプ類のクリアパーツは透明ですので、塗装が必要です。
ウイングは差し替えで収納状態に、ブーストポッドはエンジンパーツとポッドの間にパーツを追加することで、『ブーストオン!』状態に出来ます。
ルーフを取り外して、オープンカー状態(^^♪
中のハヤト君は、元々真っ白なので塗装してあります。
ドアは開閉可能ですが、『手前に2mm引き出して、後方へ2mmずらしてから開ける。で、メタルシャフトでつっかえ棒』・・面倒な上に見た目がダサいです(^^ゞ
デカールは、指定通りに全部貼り付けるとコテコテになりそうなので、ちょっと控えめにしました。
最後に
感想
良い点
細部まで良く作り込まれていて、カッコいいです。特に好きなマシンなので尚更です。
所々に使われるメッキパーツが効果的で、完成度を上げています。
悪い点・気になった点
スナップフィットと違って、ガチっとパーツがはまらず多少遊びがあります。それを接着するわけですから、どの位置で固定していいのか・・大体ここが中央かな?と感覚で組んでいくと・・・色んなところにひずみが出来るのだと思いますが、後半、パーツが合わなくなってきます。実際、合わなくなりました( ;∀;)接着しているので簡単にやり直しが出来るわけもなく、ごまかしごまかし最後まで・・なんとかごまかし切ったつもりでしたが、一番最後のルーフがきっちりはまりませんでした・・乗せてるだけです(^^ゞ
塗装説明でMr.カラーと水性ホビーカラーを番号付きで指示してあるのですが、裏面の最後の最後に小さい文字で・・
ガイアカラーで塗装すればより鮮やかに・・・いや、最初に書いてよ・・字も小さいから、最後まで気づきませんでしたよ・・指示を無視してガイアカラーを使ってましたけどもw
組立図、パーツの取り付け位置がちょっとわかりにくい箇所があります。実際に合わせてみてあーでもない、こーでもない・・ここか!みたいな所がいくつかあります。
エフェクトファンのハッチは開閉可能なのですが、取り付けたらガッチリはまって開かなくなりました・・
総評
デザインやディテールは申し分ないです。良く出来ています。ただ、技術的に、ちょっと高めのものを要求されます。上級者向けかな?な気がします。パーツの分割は良く出来ていますので、複雑なマスキングの必要なく塗り分けは可能ですが、組み立ての方で多少技術を要します。これから組まれる方は、その点を踏まえて取り掛かっていただきたいです。僕は今回失敗しましたが(^^ゞ 好きなマシンですので、いずれリベンジを・・・と考えています。ちょっと先の話になると思いますが・・その際は、改めてレビューしたいと思います。
以上、アオシマプラモデル【1/24 サイバーフォーミュラ アスラーダG.S.X】のレビューでした。
ではでは。
つづく